無戸籍な人

無戸籍の日本人

     http://news.livedoor.com/article/detail/11185669/


  『今年1月から本格始動したマイナンバー制度。通知カードが届いて早速個人番号カードの交付申請を粛々と進めた人がいる一方で、忙しくて時間がないから、面倒だからと申請ができていない人もいるだろう。

  個人情報の漏えいを懸念して放置している人もいるかもしれない。

  新制度にみながそれぞれの対応を見せる中、『無戸籍の日本人 』(井戸まさえ/集英社)を読むと、当然国民全員に届くはずの通知カードが届かない人もいることを知って愕然とする。

  著者は、NPO法人「親子法改正研究会」代表理事、「民法772条による無戸籍児家族の会」代表として無戸籍問題の支援に取り組む井戸まさえ氏。

  井戸氏が取材協力したNHK『クローズアップ現代』の「戸籍のない子どもたち」は視聴者からの反響が大きく、2015年「貧困ジャーナリズム大賞」を受賞した。

  だが、複雑な背景を説明するのが難しかったり、法に抵触する可能性があったり、放送するにはさまざまな限界があるという。

  本書は、テレビでは語られなかった“その先”に踏み込んで無戸籍問題の現状を真摯に伝えるものだ。

  そもそも日本において、なぜ無戸籍なんてことになるのか、不思議に思う人は多いだろう。ちゃんと生きていればそんなことになるはずないのにと考えるかもしれない。

  だが、東京女子大を卒業し出版社勤務を経て経済ジャーナリストになったという立派な経歴の著者自身が、自分の子どもが無戸籍になってしまった過去を持つ。

 彼女の場合、一度離婚をした後に現夫と結婚して子どもを産んだ。ところが、民法第772条に引っかかり、その子どもが法律上は前夫との子になる事態に陥る。納得できない井戸氏は出生届を提出できなくなってしまう。民法第772条とは下記の通り。

  民法第772条(嫡出の推定)
   1、妻が婚姻中に懐胎した子は、夫の子と推定する。
   2、婚姻の成立の日から二百日を経過した後又は婚姻の解消若しくは取消しの日から三百日以内に生まれた子は、婚姻中に懐胎したものと推定する。


  引っかかったのは第2項。前夫との離婚調停が長引いたため、現夫との間にできた子どもの誕生が離婚成立から300日以内だったのである。

 ほかにも、“存在しない者”として生きてきた人々が本書に登場する。

 母が夫から過酷なDVを受けて逃げ出し、離婚できないまま新しいパートナーとの間に子どもを産んだケースや、親が産院にお金を払えなかったために出生証明書を受け取ることができず出生届を出せなかったケース、さらに親が出さないまま行方不明になっているケースもある。

  無戸籍の子どもたちは当然健康保険に入れず、必要な健康診断や予防接種を受けられない。小学校や中学校に行くことができないし、家にこもっているから社会とのつながりも希薄だ。

  職業は身分を証明する必要がない水商売などに限られてしまう。もちろん選挙権などない。さらに、大人になって無戸籍のまま出産し、子どもまでもが戸籍を取得できないという悲惨な連鎖が起きている。

  国が守ってくれず、日々虐待やいじめ、犯罪などと隣り合わせの彼らの生活は、日本とは異なる国、もしくは異なる時代の物語と錯覚してしまうほどだ。


  こうした無戸籍者が日本に1万人以上存在するというのだから驚くばかりである。これだけ多くの人が異常ともいえる生活を送っているのに、なぜ解決できないでいるのか。

 民法第772条ができたのは今から120年前の1896年。妊娠のメカニズムがわかり、DNA鑑定もできるようになった現在も改正されないのはおかしい。  


  井戸氏は、多くの人が無戸籍者とその周辺の人々に対して胸に抱く暗い思いに言及している。井戸氏は衆議院議員となって民法第772条の改正を推し進めたが、保守派の反発にあってできなかった。

  そこには、日本の伝統的な家制度が深く根差していることを指摘する。民法第772条に背くような母親たちの行為を不貞と決めつけ、「親が無責任な場合は、子どもが無戸籍で不自由であっても仕方がない」との考え方があるという。

  また、政治家だけでなく役所でも、法律に従って善き社会人であろうとする職員たちに容赦のない態度をとられることが多いようで、無戸籍者に対する蔑みや偏見があることを嘆く。

 恥ずかしながらよくよく考えてみると、もし自分が市役所の職員であったならば同じ態度をとらないとも限らないと思った。“あるべき家族の姿”とやらが自分の中にもあることに気付く。

 それにそぐわないものに蔑みや偏見がまったくないといったらウソになるかもしれない。


 しかし、昨今、離婚・再婚は取り立てて特殊なことではなく、ほんの少しのボタンの掛け違いでおそらく割と簡単に無戸籍という事態になりうるのだ。  

  自身が子どもを産む女性はもちろんだが、男性も顔が見えにくいだけで無戸籍者を生み出す当事者となる。そして、当然ながら無戸籍者となった子どもにまったく罪はない。

より多くの人が無戸籍者の現状を知り、少しずつでも意識をすれば状況は変えられるのかもしれない』  


  タイトルが強烈だった「無戸籍の日本人」。  

  マイナンバー制度導入
でスポットライトを浴びてきた陰の部分。 海外では戸籍制度そのものがきちんと整備されていなかったり、中国の一人っ子政策のように2人目は罰金を払わなければいけないから届けていないとか色々な事情で無戸籍と言う話は聞いていた。

  しかし、日本人で無戸籍の人が1万以上いるとはビックリした。 幸か不幸か世界的にみると、日本は戸籍制度がシステム的にはしっかりしている。 だから、何かにつけて戸籍が証明書として必要になる。

   NHK『クローズアップ現代』の「戸籍のない子どもたち」では視聴者からの反響が大きく、2015年「貧困ジャーナリズム大賞」を受賞したというのもうなずける。

  それだけ大多数の日本人にとって、そんな無戸籍の日本人がいること自体信じられないと言う事だろう。そして、そういう無戸籍の人がいれば、何か犯罪の臭いがする人のように見られがちだ。

  無戸籍と言う事は通常の出生届けができていないと言う事だから、それができないと言う事は何か裏があり、それが犯罪の臭いを漂わせているのだろう。

  でも、理由を聞いて実は法律上の問題もあると言う事にビックリした。

  民法には、「婚姻の成立の日から二百日を経過した後又は婚姻の解消若しくは取消しの日から三百日以内に生まれた子は、婚姻中に懐胎したものと推定する。」と言う一文がある。

  民法第772条ができたのは今から120年前の1896年。その時代と今とでは時代環境が全然違ってきている。 男が家父長で、女は家父長の決定に従い、それを陰ながらサポートするなんて価値観を持っている人は極少数派だろう。

 今の結婚は男女力を合わせて家庭を築くというもので、女が一方的に男に従うなんて考えているとすぐに離婚に発展する。

 昔は離婚というと嫁いだ家から追い出された女と言うイメージだったのが、今ではお互いの価値観が合わなければすぐに離婚できる環境にある。 有名人でも離婚経験者って別に珍しくも何ともないし、それを隠そうともしていない。

 そのように世の中は120年前とは大きく違ってきているのだ。 そもそも法律とは、そこで暮らす人が暮らしやすいように決めたルールだ。

 だから、国や地域によって、同じ事をしたとしても適法であったり、違法になったりするのだ。 日本人憲法がそうだからか、一度決められた法律は変えようとしない傾向がある。

 商法のようにビジネスに直結する法律はかなり状況に合わせて柔軟に変わっているが、他の法律は概して変えるのが難しい。

  今回の無戸籍日本人が誕生するケースとして挙げられているのは、
  前夫との離婚調停が長引いたため、現夫との間にできた子どもの誕生が離婚成立から300日以内だった 母が夫から過酷なDVを受けて逃げ出し、離婚できないまま新しいパートナーとの間に子どもを産んだ
親が産院にお金を払えなかったために出生証明書を受け取ることができず出生届を出せなかった
  親が出さないまま行方不明になっているケースだ。


 このうち、 き△DNA鑑定で解決できるものだろう。 民法の「婚姻の成立の日から二百日を経過した後又は婚姻の解消若しくは取消しの日から三百日以内に生まれた子は、婚姻中に懐胎したものと推定する。」という一文。

  「推定する」は「本当かどうかはわからないけど、一応こう扱います」と言う事だから、DNA鑑定で事実と違う事が証明できれば修正できるはず。「みなす」ではないからね。

  ただ、一般人は法律用語「推定する」「みなす」の違いをほとんど意識していないし、対処方法がわからなかったりで、今の条文では少なからず問題があると思うので、現代にあった内容の文への変更が必要だと思う。

 それに変更できても手続き等が面倒だったら実質意味がなかったりするケースもある。

  そもそも法律はみんなが守らなければいけないものなので、日本国民みんなが理解できる物に変えなければいけない。 小難しい言葉を並べ、一部のエリート達だけが、その法律内容を理解できるような状況そのものがおかしいのだ。

 法律は特権階級者だけのものではない。 法律内容に沿って是非が判断されるなら、その内容を国民みんながしっかり理解できるような物じゃないと本来おかしいと思わない? 

  法律を勉強していない一般の日本人が今の法律の条文を読んで、全て理解できる人がどれぐらいいるだろうか。ほとんどいないと思うんだよね。


 は基本的人権問題に関わってくるんじゃないかな?

 実際に産院でどういう取り扱いになっているのかわからないけど、この文だけ読んで判断すると、病院がお金を払わないと出生証明書はやらないよと言う風に読めるよね。

 もしそうなら、貧乏人の親から子供が生まれたら、無戸籍者になるケースが今後も起こりえると言う事だ。

  これってどうよ?そもそも憲法に違反するじゃないの? 重大な法律違反の気がするのは僕だけ???


  日本国憲法には以下の条文がある。

  第十一条  国民は、すべての基本的人権の享有を妨げられない。この憲法国民に保障する基本的人権は、侵すことのできない永久の権利として、現在及び将来の国民に与へられる。

   第十三条  すべて国民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする。

  第二十五条  すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。
  ○2  国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。

 
 生まれてきた子供の人権を考えると、ことごとく違反しているよね?

 無戸籍者になると言う事は、将来に渡ってずっと日本社会で不利益を被るということ。
  健康保険や学校入学、予防接種にパスポート取得。

 日本人
にとって重大な場面では、あらゆるところに戸籍が必要となってくる。 生まれてきたばかりの子供に何の罪があると言うのだろう???

 親が貧乏でその時金が払われなかっただけで、子供が無戸籍者という不利益を一生背負っていかなければならないのだろうか???

 親が病院にお金を払えないから戸籍が取れない状況があるならば、それは憲法で保障されているように国が介入すべき問題だと思う。


    は論外。こんな人間はそもそも子供を産んではいけない。だけど、生まれてきた子供に罪はない。子供は親を選べないからね。 やっぱりこれも国として保護する必要があるよ。救済処置を早く確立しないと。

  そもそも戸籍がないのを見て見ぬふりをしていたら、犯罪者になりなさいと奨励しているようなものじゃない?? 日本社会の中で犯罪者予備軍を育成していると言ってもいいかもしれない。


 就職時にしても、いくら能力があっても戸籍がない人間を採用する企業はほとんどないと思う。後々余計なトラブルに巻き込まれる可能性が高いからね。

 となると、無戸籍者は教育面でもハンディを背負い、仕事の面でもハンディを背負う。そして、そういう状況で育った人間が「人に優しく」とか「人の為に」とか普通はなかなか思わないよね。

  自暴自棄になって犯罪者になる確率が高くなると思う。

  だからこそ、その子供の為にも、日本社会の為にもこんな無戸籍者を作ってはいけないんだよ。 生まれてきたばかりの子供には罪もないし、自分でどうする事もできないんだから。

  もし、自分がたまたまそういう状況で生まれてきたらどう思う?

 海外では無戸籍者の話も時々耳にしていて、戸籍制度などしっかりしていないと色々不利益が生じるんだなと思っていたけど、日本にもそういう無戸籍者が1万人以上もいるという事は知らなかったよ。

 無戸籍者はなくさないと。 国や社会が本気になって取り組めば 銑い離院璽垢發覆せると思うんだよね。
 その為にはやっぱりみんながこの事実を知っていく事も大事なんじゃないかな?

 知らない人、多いよね?
 みんなが関心を持って、無戸籍者撲滅の方向に向かうよう、できる範囲で協力していければいいな。
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